2013年08月29日
みんなで繋いだ喜界島!!
8月23日
用安海岸のビーチで夜が明けるまで海をみています
予報では24日の正午から波が1.5mまでおちつき風も止む予報
夜の波は激しく砕け暗闇の中に大きな波音とが聞こえ白波がはっきりと見える(^^;)
いくか いかないか・・・迷うな~
8月24日
早朝6時
一度喜界島が一望できる場所まで行き海を眺めるととてもきれいな朝日が昇っていました!

沖縄から奄美まで予報でわからない事は感覚で感じてきたので
その朝日を眺めたときに気持ちは固まったんです
いくしかないだろ!!っち自分に言い聞かせて(^^)
6時に名瀬から伴走船のヨットが出発し予定では用安海岸に12時着
9時には喜界島から瀬渡し船と漁船がやってくるちばね
あとは、感覚と予報を信じて波が落ち着くのをまっとったんです

台風の影響でなかなかうねりがおさまらずリーフにあたって砕ける波を見ていると
あの波を超えられるのかわからず、波の状況がわるければ延期も考えたました
今回は最終寄港地の喜界島(約30キロ)へむけてリレーで繋ぐという今までにない緊張感!!
メンバーは島在住のカヌー経験者と練習をつんだ島人が参加
川畑さん、泉君、勇るみこさん、おさむ兄、春山さん、健太(^^)
波をおさまれ~おさまれ~!と祈る!
そしたら、奇跡的に出発13時前に波がおちついてきて、奄美の神様と喜界島の神様が
いってきなさいと導いてくれたのです!!
出発場所のばしゃ山村さんには出発式にケンケンとム~を(奄美の妖精)を連れてきてくれて
盛大にお見送りをしてくれました!
大島北高等学校のカヌー部のみんなもありがっさま~!写真は後日張ります)
予定通り13時出発!!
最初は白畑が波の合間をすり抜けて沖合いまで漕ぎました。
あんまりにも波がひどければ単独も考えていましたが、海の中で交代できる海上の様子だったので
結人号の作りの親 春山恵一さんへつなげる!

とてもとてもうれしそうに漕ぐ春山さん

みんなが優しい気持ちになりました
次は大和村国直青年団代表 中村修兄へ

{もう交代せんど~!!)と叫びながらはじめての外洋を漕ぎます!
でも波が荒くなってくるのが見えたので、交代
次は川畑茂輝さんへ

春山さんと同じでものすごい笑顔!
島人のDNAがうずきます
そして去年の春まで海が苦手だった泉君へ

外洋の真っ青な海に飛び込む勇気
見事飛び込んで乗り込み成功しました!!

僕もそうだったんだけど、カヌーを始めるまで泳げませんでした。
島の人でもたくさんいます。
海は怖い、でも世界と繋がっていると思うと一生懸命練習して外洋に漕ぎ出したくなるのです。
泉君にとってはとても貴重な経験になったと思います。
それから清水君へ

まだ21歳の健太へこの経験をさせたかったんです、先輩たちや先人の方たちから受け継いだ島の誇りを
次の世代へ繋げるためにも海を渡る想いを。
復帰60年をお祭りで終わらせないために島を渡ることで苦難を少しでも感じ、島人の歩んできた道を
振り返るきっかけを次の世代へ

そして、唯一女性の参加で漕いだ勇るみこさん

彼女は4月からカヌーを始めて練習をつんで挑みました。
こんな風に昔は海を超え島を渡っていたんだなって思うと心が熱くなります。
最後は交代してもらってゴールのスギラビーチへ

僕が人生ではじめて島を渡ったのも喜界島でした。
浜にいたばあちゃんから飲み物をもらってとても親切にしていただいたのを今でもはっきりと覚えています
最終寄港地に喜界島を選んだのは、ずっと信じて待っていてくれた喜界島の方たちがいてくれたから
そして、こんなにも近い島なのに遠くに感じているという声を聞いたときにカヌーでつなげたいと思い
沖縄からの繋いだ海の道結いの糸を喜界島まで繋げる決心をしました。
この日は喜界島のマリンフェスタ

たくさんの方たちに暖かく迎え入れをしていただき風船のアーチへ
うれしいと恥ずかしいきもちでうまくお礼を言えたのかわかりません

ただただみんなが無事にゴールできたのと喜界島のみんなに会えたのが本当にうれしかったです

喜界島では二日間にわたって夕方カヌー体験をしました(^^)
沖縄から与論島、沖永良部島、徳之島、奄美、そして島で待っていてくれるたくさんの結人に支え
られ無事ファイナルゴールの喜界島へ先人達が渡ってきた海の道をもう一度繋げる事ができました。
成功したのも支えてくれた結人プロジェクトチームの皆さんや島々の青年団、島の皆さん、全国から
応援してくれている皆さん、家族、友人、そして天国にいる姉、じいちゃん、御先祖様のおかげです。
荒れる日も凪の日も南西諸島に吹く風に吹かれて一瞬一瞬漕ぎながら最後は7名の結人
で繋げることができました。
行くか行かないか、ぎりぎりまで海と感覚を合わせて待ちました。
奇跡的にあの日の数時間だけ海が落ち着き喜界島まで導いてくれた事、すべての条件が
整い出発出来たことが新しいスタートだと感じました。
これで終わりではなく、島の誇りを先輩たちから引き継いだことを次の世代へ伝えるためにも
結人プロジェクトは航海を続けます。
そして、10年後
今の子供達が大人になる頃大きなカヌーに乗せてトカラ列島を縦断し鹿児島へ向かいます。
語り継ぐこと
伝えて行く事
時代のうねりを渡る舟を
風光る今日の日の空を受け継いで明日に手渡す
思いは力に姿を変えるから・・
(元ちとせさんの語り継ぐこと)
すべての出来事に感謝をします
与論島の言葉で最大の感謝の意を込め
しゅーやとうとうがなし (^^)
後日旅の話をかいていきます!(^^)
結人による結人プロジェクト!!











Posted by 結人プロジェクト at 16:09│Comments(0)
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